事務員さんの「あの手間」を、まるごとツールにしました。全銀ファイルチェッカー + 銀行支店コード検索 + 法人番号検索
- 7月19日
- 読了時間: 3分
クリーニングのクボタ社長です。
給与や仕入れの振込データを、銀行に出す前にチェックするソフトを作りました。ついでに、銀行の支店や取引先の会社番号もその場で調べられるようにしてあります。事務の振込まわりの手間を、まとめて一つにしたものです。
「振込アシスタント」という名前で、社内で使うために作成しました。
きっかけは、現場を見ていて気づいたことでした。
事務員が、振込先の銀行の支店コードを調べるのに手間取っていたり、全銀ファイルのエラーで引っかかって、その修正に時間を取られていたりする。銀行は統廃合でコードや名称が変わりますし、全角文字が混ざっていたり、合計件数が合わなかったりと、引っかかる原因はいろいろあります。そのたびに手作業で確認していたら、時間がいくらあっても足りません。
だったら、出す前に自動でチェックすればいい。そう思って作り始めました。
読み込んだファイルはそのまま検査して、レコードの長さ、全角の混入、銀行・支店コードが最新のマスタに実在するか、合計金額と件数が合っているか、振込指定日が銀行の休業日に当たっていないか、同じ振込が二重になっていないか。そういったものを一通り見て、引っかかった箇所を行番号と直し方つきで並べます。元のファイルには一切手を加えません。チェックするだけです。

……で、いつものパターンです。
全銀ファイルのエラーチェックだけのつもりが、「支店を調べるのが手間なら、検索機能もあった方がいいな」となり、金融機関検索のタブができました。次に「請求書のT番号から会社を確認できると、新しい支払先の取り違えも防げるな」となり、法人番号検索のタブができました。気づいたら、4つのタブを持つツールになっていました。


【写真:法人番号(T番号)検索の画面】
一つのことを始めると、どうしても全部やりたくなってしまう。今回もまた、それが出ました。
このソフトの一番の特徴は、ローカルで動くことです。
振込データも、口座情報も、会社の番号も、外に出したくない情報ばかりです。だから、インターネットに繋がっていない事務用のパソコンでも使えるように作りました。銀行のマスタも、法人番号の全件データも、手元に取り込んでオフラインで検索できます。

世の中はどんどんクラウドに寄っていますが、事務の現場には、ネットに繋がっていないパソコンがいくらでもあります。セキュリティのために切り離してあるところ、そもそも回線を引いていないところ。理由はさまざまですが、珍しくもありません。そういう環境がまるごと選択肢から外れてしまうのは、もったいない。手元で完結すれば、回線にも、サービスの都合にも左右されません。自分で握れる範囲に置いておく。私はずっと、その考え方でものを作ってきました。
まずは自社で使ってみて、様子を見ようと思っています。もし「こういうものが欲しい」という方がいらっしゃれば、公開用に少し手直しして、配布できる形にしようかな、とも考えています。
クリーニングのクボタ 社長・久保田





